ZEN大学とはどんな大学?
ZEN大学は、2025年に開学した、日本発のオンライン大学です。学校法人日本財団ドワンゴ学園が設置していて、学部は「知能情報社会学部」ひとつだけという、珍しい構成になっています。授業は基本的にオンラインで完結し、全国どこからでも、大学卒業資格(学士)を目指せます。
N高グループと同じ「ドワンゴ」という名前が入っているとおり、運営の母体には共通点があります。N高が高校段階のネットの学校だとすれば、ZEN大学は、その先にある大学段階の選択肢、というイメージです。
N高グループとの関係
ZEN大学は、公式にN高グループの「系属校」と位置づけられています。系属校とは、資本や設置法人のつながりを持ちながら、教育の系統として結びついている学校のことです。この関係により、N高グループの生徒には、次のような優遇が案内されています。
- 入学検定料・入学金(合計66,000円)が全額免除(一定の条件あり)
- 特別聴講生として、在学中からZEN大学の授業を受けられる
すでにZEN大学のキャンパスライフを紹介するページには、「N高出身」というタグの付いた在学生インタビューも掲載されています。実際に、N高からZEN大学へ進学するケースも生まれてきているようです。
2026年から始まった「特別聴講生制度」
2026年4月から、N高グループの生徒を対象にした「特別聴講生制度」が始まりました(募集自体は2026年1月から開始)。この制度を使うと、高校に在籍しながら、ZEN大学のオンデマンド科目(演習・ゼミなど一部を除く)を、費用負担なく受講できます。
特別聴講生として修得した単位は、ZEN大学に入学したあと、最大30単位まで単位認定される予定と案内されています(入学後に本人からの申請が必要です)。特別聴講生になるには、高校でのレポート提出状況など、一定の条件を満たす必要があるとされています。
気になる学費:年間38万円のモデル
ZEN大学の公式サイトでは、年間授業料を38万円に設定していると案内されています。この金額には、システム利用料2万円、学籍管理料3万円が含まれるとされていて、テキスト代や課外活動費などは別途必要です。
一般的な4年制大学と比べると、オンライン中心という特性もあり、費用を抑えやすいモデルだと言えます。日本財団ZEN大学奨学金や、特待奨学生支援制度といった、独自の奨学金制度も案内されています。
学べる内容:知能情報社会学部の6分野
ZEN大学の唯一の学部「知能情報社会学部」では、特定の分野に偏らず、次の6つの領域を横断して学べるとされています。
- 数理
- 情報
- 文化・思想
- 社会・ネットワーク
- 経済・マーケット
- デジタル産業
イラスト投稿サイト「pixiv」と連携した創作系の科目や、東京大学の研究室が公開しているディープラーニング(深層学習)の講義をもとにした授業なども用意されています。プログラミングやデジタルクリエイティブに関心のあるN高生とは、相性がよさそうな内容です。
検討するときに知っておきたいこと
ZEN大学はまだ開学から日が浅い大学です。歴史のある大学と比べると、卒業生の実績や評判が積み上がっていく途中の段階にある、という点は理解しておいたほうがよいと思います。
- N高在学中に、特別聴講生としてどんな科目を受けられるか
- 特別聴講生の単位が、実際にどう認定されるか(入学後の申請が必要)
- ZEN大学以外の大学進学とも、あわせて比較しているか
- ZEN大学の学費・奨学金の最新条件
N高グループの資料請求でも進路サポート全般について確認できますが、ZEN大学そのものの詳しい情報は、ZEN大学の公式サイト・資料請求もあわせて確認することをおすすめします。
よくある質問
ZEN大学とN高はどういう関係ですか?
ZEN大学は、N高グループと同じ学校法人日本財団ドワンゴ学園が設置した系属校です。N高グループの生徒は入学検定料・入学金が免除される、特別聴講生として在学中から授業を受けられるなどの連携があります。
特別聴講生とは何ですか?
N高グループに在籍しながら、ZEN大学のオンデマンド科目を無料で受講できる制度です。2026年1月から募集が始まりました。修得した単位は、入学後に最大30単位まで認定される予定です。
特別聴講生になったら、必ずZEN大学に入学しないといけませんか?
その必要はありません。公式には、特別聴講生になった場合でも高校卒業後にZEN大学へ入学する必要はないと案内されています。
この記事で確認した主な公開情報
※公式情報を優先して整理しています。制度・学費・募集要項は変更される場合があるため、最新情報は各校の公式サイトで確認してください。