この記事を書いた人:はぴねす

中学2年の秋から不登校を経験し、2017年に通信制高校(ネットコース中心)へ入学、2020年3月に卒業しました。その後大学へ進学し、現在はITエンジニアとして活動しています。学校に行けない時期があっても、その先の選択肢は一つではありません。自分が当時知りたかったことを、公開情報と体験者の声を確認しながら整理しています。

情報について:当サイトはN高グループ公式サイトではありません。2026年8月7日時点の公開情報をもとに作成しています。入学条件・費用・制度は必ず公式資料で最終確認してください。

2026年公式発表:N高グループの卒業率は3つある

N高グループ 2026年卒業率を含む進路発表では、2026年3月31日時点として、次の3つの数字が示されています。

見方卒業率何を表す?
1・2年次に必要単位を取得し3年次を迎えた生徒99.02%卒業直前まで順調に進んだ生徒の卒業率
2023年度に入学し2026年3月に卒業86.99%入学時点から3年後の卒業までを見る
上記から転学・退学した生徒を除く93.15%転退学を分母から外した場合

どれかひとつが「嘘」というわけではありません。分母が違うから、数字も変わるということです。

「卒業率99%」だけを見ると誤解しやすい

99.02%は、1・2年次に必要な単位を取り、3年次まで進んだ生徒を対象にした数字です。入学した全員を3年間追った数字ではありません。一方、86.99%は2023年度入学者から2026年3月卒業までを見るため、途中で転学・退学した人も含まれます。

比較するときのポイント学校の卒業率を見るときは「何%か」より、「新入生全員が分母か」「最終学年まで進んだ人だけか」「転退学を除いているか」を確認してください。

正直なところ、通信制高校全体の卒業率を横並びで比較するのは簡単ではありません。学校ごとに計算方法がバラバラで、同じ「卒業率」という言葉でも中身が違うことが珍しくないからです。だからこそ、他校との比較よりも、自分の子どもが通う予定の学校が「どういう条件で、その数字を出しているか」を確認するほうが実用的だと思います。

N高を卒業するために必要な条件

N高グループ「よくある質問」や、文部科学省の高等学校卒業要件をもとに整理すると。N高では、在籍期間、必要な科目・単位、特別活動などの条件を満たす必要があります。高等学校全体の基準としては、卒業までに74単位以上が必要です。

N高の必修授業は、主にネット学習・スクーリング・テストで構成されています。ネットコースだからといって、対面授業がゼロになるわけではありません。スクーリングも、卒業条件に関わってきます。

N高で卒業できない可能性が高まるケース

レポートの締切をため込む

自由度が高い学びでは、自分で学習のペースを作る必要があります。口コミでも、「本人のやる気・自己管理が大切」という傾向が見られます。

スクーリングへの参加が難しい

スクーリングは必修です。健康や経済的な事情など、一部の個別相談制度は案内されています。ただ、自己判断で欠席を続けて卒業できる、というわけではありません。

「通信制=簡単」と考えて学習を止める

通信制は、登校日数が少ないというだけです。単位を自動的にもらえるわけではありません。レポートやテストなどの基準を、満たす必要があります。

卒業を続けやすくするためにできること

  • 入学直後に、年間の締切をカレンダーへ入れておく
  • 週1回は、学習の進み具合を確認する日を固定する
  • 遅れ始めたら、早めにメンターへ相談する
  • 自宅だけで進めにくければ、通学系コースも検討する
  • スクーリングの日程は、最優先で確保する

「自立しないと無理」というわけではありません。自由な仕組みを、どう使うかが大切です。N高には、複数のメンターや進路支援が案内されています。困ってから一人で抱え込むより、早めに頼るほうが現実的だと思います。

卒業率から見てもN高は第一候補にできる?

当サイトでは、数字の定義を正しく理解したうえでなら、N高は十分に第一候補にできると考えます。3年次まで必要単位を取って進んだ層の卒業率は99.02%です。入学時点から見た卒業割合も、86.99%という具体的な数字を、学校側が公開しています。

むしろ評価したいのは、一番よく見える数字だけでなく、転学・退学を含む別の母数も公開している点です。ただ、個人が卒業できるかどうかは、また別の問題です。入学前に、「学習をどう継続するか」まで、考えておくことをおすすめします。

よくある質問

N高の卒業率は99%ですか?

2026年公式では、1・2年次に必要単位を取得し、3年次を迎えた生徒の卒業率が99.02%です。一方、2023年度入学者が2026年3月に卒業した割合は86.99%で、分母が違います。

N高を退学する人はいますか?

います。公式が、入学者ベースと転退学除外後の数字を分けて公開していることからも、転学・退学者が一定数いることが分かります。

通信制高校は簡単に卒業できますか?

登校頻度が全日制と違うだけで、74単位以上をはじめ、学校が定める卒業条件、レポート・スクーリング・試験などを満たす必要があります。

最後にもう一度確認

卒業条件・スクーリング・学習サポートを資料で確認

卒業率は集計条件で数字が変わります。自分が卒業条件を続けられるか、必須日程とサポート方法まで確認してから判断してください。

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※申込み先の公式ページで最新条件をご確認ください

この記事で確認した主な公開情報

※公式情報を優先し、口コミ・第三者情報は体験傾向の参考として使用しています。制度・費用・日程は変更される場合があります。